家づくりの特徴

アトリエしまうまが手掛けるすリノベーションの特徴について。
リノベーションならではの視点や発想で、こだわりあるオンリーワンの住空間をプロデュースしています。

リノベーション特化したのマルチなスタイル

「リノベーションするにはどこに相談したらいいの?」
このような声をよく耳にするのはリノベーションがとても特異で、様々な領域の問題が複雑に絡み合っているからです。「柱や壁の撤去できるの?」「増改築には申請が必要?」など、新築計画とは異なるリノベーションならではの問題が家づくりを難しくしています。

私たちは、今まで建築業界で培ってきた経験の中で、リノベーションに関わる設計・工務・不動産それぞれの知見や技術をマルチに取り入れ、独自の専門性を築くことでリノベーションによる家づくりをトータルサポートしています。言わば各分野のいいとこ取り、それがアトリエしまうまです。

お気に入りの時間や場所はありますか?

「お気に入りの時間や場所はありますか?」
そんな会話から始まるのが私たちのリノベーションです。今までの暮らしを見つめ直す中でこれからの暮らしについて考えること。
「好き」や「楽しい」を大切に、心地よい時間や場所を住まいへ取り入れていく。それが私たちの家づくりです。また、私たちのリノベーションでは「古さ」を存分に活かしています。経年により飴色に変化した天井やクセのついた柱など元の状態を残したり、古建具やヴィンテージランプを取り入れたり。年を重ねた部材や素材が生み出す懐かしく温もりある佇まいが、暮らしに馴染み、寄り添い支えていく。まるで使い慣れた生活道具のような、そんな住まいと暮らしの関係を願っています。

Basic Style

家づくりを支える“基本”

住まいを整える3つの“基本”

リノベーションの中でも、より専門的な知見や技術が求められる木造戸建て住宅のフルリノベーションに力を入れています。
古い建物のフルリノベーションにおいて、元の建物の劣化状態や間取りが、新しい暮らしに上手く馴染まないことは少なくありません。
元の建物の性能を高めながら暮らしの要望を満たすことは、リノベーションにおける大きな課題です。私たちは、「構造強度の増進」「機能性の改善」「設備の更新」を
『安心・安全な住宅』を満たす3つの基本と捉え、適切に手を加えることで、住まい手にとっての暮らしの価値を高めています。

構 造 -Structure-

構造強度の増進

主な構造改修

劣化した構造材の取替
間取り変更に伴う軸組への補強
構造金物による補強
耐力壁の配置・新設
機 能 -Function-

機能性の改善

主な機能計画

高性能ガラスへの交換
防湿コンクリートの打設
断熱材の充填
家事動線を組み込んだ動線計画
設 備 -Facility-

設備の更新

主な設備更新

電気配線の撤去・新設
給排水設備の撤去・新設
ガス配管設備の撤去・新設
各什器設備の更新

※予算や改修範囲が限られている場合について

リノベーション費用や工事の規模・範囲により上記構造・機能・設備に関する施工が十分に行えない場合がございますのでご了承ください。尚その場合は計画予算や施工規模・改修範囲に応じて可能なご提案させていただきます。

デザイン・フィロソフィー

歳を重ねた住まいに手をくわえ暮らす。古き良きデザインスタイルを構成する特徴的な8つの要素について。

日本の風土気候に培われた住まいの知恵や技法であったり、現代の暮らしの中で新しい価値を見出した装置であったり、
暮らしの中で変化するもの・変化してきたものを中心に、独自のディテールを掛け合わせることで流行りにとらわれない普遍的な「質」を追求しています。

01 無垢材
木材を中心とした無垢材は経年によりその表情を変化させ、時間と共に暮らしに溶け込んでいきます。飴色に輝くその豊かな表情や温もりある肌触りなど五感で感じる素材感が、心地よい住空間の源となります。

02 左官・石・タイル
柔らかな味わいの左官材に表情豊かな自然石、釉薬が美しいタイルなど、空間に個性やアクセントを加えるエッセンスです。心地よい住空間のなかにも目で見たり感じたりと、暮らしを楽しむ要素を取り入れます。

03 障子
昔ながらの伝統的な建具である障子は自然光を柔らかく室内に届け、空間に広がりをもたらします。窓の機能性が高まる昨今にこうした伝統的な和の装置が四季折々の表情や時間のうつろいを映し出し、暮らしに奥行を与えます。

04 古建具
様々な時代や場所で使われていた古建具はとても個性的で豊かな表情があり、少し重たさのある情緒ある所作は心地よい手間として日々気付きを与えてくれます。毎日触れる建具はまるで家具のように暮らしに寄り添い住空間の質を高めます。

05 照明
ひと昔前の「量=明るさ」を求める照明ではなく、「質=心地よさ」を求める照明計画を目指しています。周囲に溶け込むベースライトから空間に個性をもたらすヴィンテージランプまで多様な照明配置で住空間を彩ります。

06 土間
玄関+αとして収納を拡げたり、リビングの延長として室内に取り込んだり、現代の暮らしのニーズにあわせて様々な用途で用いられています。内と外を結ぶ中間領域とも言える土間は暮らしを機能的に支え、日々の生活にゆとりをもたらします。

07 縁側
気候が穏やかな春や秋は障子を明け放し心地よい風や光を取入れ、気候が厳しい夏や冬は障子を締め切ることで縁側が断熱材の役割を果たします。現代の暮らしにおいても昔ながらの縁側はとても機能的です。

08 収納
とりわけキッチンには小さくてもパントリーを併設するように勧めています。綺麗に収納しなくても自分らしく収納できる場所を確保することが家事を成功させるポイントであり、同時に暮らしの質も高めてくれます。