コンセプト

アトリエしまうまが掲げる2つのコンセプト。

私たちのリノベーションで大切にしている「リノベーションコンセプト / Renovation Concept」、

そしてリノベーションを通して目指す暮らしのカタチ「暮らしのコンセプト / Life Concept」

この2つのコンセプトを軸に住まい手の想いを叶え、日々リノベーションの可能性を探求しています。

Renovation Concept

-“心地よい古さ”を暮らしの価値に-

ヴィンテージやアンティークなど時代を超えて残されてきたものに味わい深い普遍的な魅力があるように、私たちの暮らしの中心である「住まい」も大切に住み継がれることで“心地よい古さ”が生まれます。

柱や梁といった構造材は時間が経つことでその強度を増し、床板や左官壁は落ち着きある豊かな表情を見せ、それらが醸しだす趣ある佇まいには居心地の良い時間が流れています。

私たちが手掛けるリノベーションでは、こうしたポテンシャルに目を向け独自のディテールを施すことで、経年による“心地よい古さ”を暮らしの新しい価値として取り入れます。

新築にはない深い味わいを受け継ぎ、リノベーションならではの発想で、暮らしに寄り添う心地よい住空間をデザインします。

Life Concept

-“暮らしのゆとり”を育み創造する-

私たちがリノベーションを通して育むのは“暮らしのゆとり”です。

住まいの均質化・暮らしの多様化が進む現代において、古いものに美を見出す価値観や経年によるちょっとした不便さを楽しむ暮らしは、日常生活に新しい発見やときめきをもたらし、暮らしのゆとりを育みます。

何気ない日常の中に心地よさや楽しみを見つけ大切にすること。
日々のちょっとしたことに手間をかけて丁寧に暮らしに向き合うこと。

物や情報が溢れる現代だからこそ大切にしたい暮らしのカタチです。住まいは単なる生活の箱ではなく、こうした幸せの記憶や特別な時間を重ねる場として住まい手の暮らしに寄り添うものでありたい。
私たちがリノベーションを通してデザインするのはそんな家族と住まいの物語です。

例えば、こんな暮らし。

Case01 キッチン -Kitchen-

以前は北向きの壁際に置かれていたコンパクトなキッチンを、朝陽が射し込む東側に対面キッチンとしてリノベーション。

シンクや調理スペースの大きさや収納にこだわったキッチンは慌ただしい毎朝にゆとりを作り、対面越しの家族と自然と会話がはずみます。使い慣れた調理道具は壁に吊るしたり、お気に入りの食器は見えるように並べたり、頑張らないのが自分なりの収納ルール。朝食を終え家族を見送ったらコーヒーを入れて一息つくのがいつものルーティンで一日の始まりを整えます。

休日は家族と一緒にお菓子を作ったり、少し時間のかかる料理にチャレンジしたり、手間をかけながら過ごす時間を家族と楽しむ-。そんな暮らしです。

Case02 仕事部屋 -Work Room-

コロナ禍でのリモートワーク普及に伴い多様化した「働き方」。

階段下や収納の中、寝室の一部など隙間空間を上手く使ってアレンジすることで簡単にデスクスペースを設けることが出来ます。例えば使っていない部屋を仕事部屋として大胆にリノベーションしてもOK。景色の見える窓際にデスクを構え、お気に入りの照明を置けばベースは出来上がり。後は仕事に集中したりリラックスしたりできる環境を自分なりに整えます。

大きめの本棚には今まで集めた書籍を並べ、リビングに置ききれない観葉植物を窓際に並べる。仕事がない日はプロジェクターで映画を見たり、読書をしたり。趣味のカメラにゲームを持ち込めばそこは自分だけの秘密基地-。そんな暮らしです。

Case03 玄 関 -Entrance-

玄関から続く長い廊下を一部土間として取り入れたゆとりある玄関土間。

広々としたその空間には靴やコートなどの衣類は勿論、キャンプで使うレジャー道具に子供たちの遊具やベビーカーまで置けるくらい機能的。買い物後の大きな荷物を一時的に置いたり、雨で濡れた衣類を室内に持ち込まずに乾かしたり、日常のちょっとした不便さをそっと支えながら日々の暮らしを整えてくれます。

大きな観葉植物を置いたり季節の草花を壁に飾ったり、自分らしい個性で空間を彩れば、そこは自分のスイッチを入れる特別な場所になります。「いってきます-いってらっしゃい」「ただいま-お帰りなさい」毎日の何気ないやりとりを大切に過ごす-。そんな暮らしです。