#003

#003「限られた条件で“デザイン”と“機能”の両立を目指した次世代へ住み継ぐリノベーション」-京都府京都市-

京都市の南に位置する住宅街に建つ、鍼灸院を併設した店舗住宅。
1階北側の住居部分を次の世代へ住み継ぐ為にリノベーションをおこないました。既存開口部による限られた採光環境を手掛かりに、3部屋が連続した昔ながらの間取りをLDKとして一体化し、シンプルな間取りながらも新・旧・高・低と強弱のある空間構成に加え、機能性の向上をはかるべく、玄関収納やパントリーは新しい家事動線に組み込み配置しています。
元は先々代が建て、先代そして孫世代へと住み継がれてきたこの家は、今では珍しい竹小舞+土壁づくりにより仕上げられた日本家屋。当時の職人さんの丁寧な手仕事に敬意を払い、昔の趣きを残しながらも新しいライフスタイルを創造するヴィンテージリノベーションを目指しました。