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#001「厚さ60mmの銘木サペリマホガニーを使ったダイニングカウンターが主役のモダンリノベーション」

京都市は郊外の住宅地にある木造住宅。
高台にある住宅地は市の風致地区に指定されている為、周辺は山に囲まれた緑豊かで静かな環境でした。
クライアントからの要望はキッチン一体型のカウンターテーブルを中心としたLDK一体の空間と、暮らしの機能性を総合的に高めるリビング土間を設けること。これらを満たしながら、もとの開口部などの採光環境に着目し、十分すぎるくらいの室内の明るさを、少し落ち着いた雰囲気となるよう再検討しました。以前は各部屋各面に大きな窓が設けられていたものを、リビングでは窓を一箇所無くし壁を設け、ダイニングでは窓はそのままの状態で半分壁を設けました。さらに特に視線が向きやすい窓には内障子を設け、障子の開閉による多様な光の変化を楽しめる仕掛けとして期待しています。